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東京慈恵会医科大学附属柏病院 眼科

2022年を振り返って

2022年も昨年同様、柏病院は新型コロナ感染に悩まされました。第6波、第7波と何とか業績の低下を最小限に抑え、なんとかこのまま乗り切れるとおもった矢先に第8波に突入しました。クラスター発生で病院機能は制限され柏病院の最大の特徴である救急をストップし、相変わらず全身麻酔手術も制限されています。そのような中、眼科だけが唯一手術件数を伸ばすことが出来、コロナ前の2019年を超える件数となり、病院に貢献できました。また若い先生の勉強の機会もかなり元に戻せたと思います。

2023年以降の展望

2021年から若手の先生に芽生えた研究に対する意欲が実際に動き始め、臨床研究と基礎的な研究の両方の面で成果を上げつつあります。また硝子体手術や緑内障手術を手掛ける若い先生も症例数を増やしており、レジデントのうちに白内障手術以外の専門的な手術手掛ける機会をさらに充実させていこうと考えています。

ご紹介をいただいている近隣の先生方へ

新型コロナの影響はことのほか長期に及び入院手術は相変わらず制限を受けておりますが、白内障手術はほぼ制限がなくなり、MIGSなどの緑内障手術や硝子体手術も日帰りで施行する症例が増えて参りました。この2年間お断りすることが多かった入院手術のかなりの部分を非入院で対処できるようになり多くの患者さんをお引き受けできるようになりましたので、お困りの症例や重症例、緊急性の高い症例も含め、遠慮なくご紹介頂きたいと存じます。

今後当院へ赴任される若手の先生へ

柏病院眼科は今や14名で成り立つ中規模の眼科です。症例の豊富さは本院に劣らず、手術件数も硝子体手術や緑内障手術は本院に負けない件数になっています。しかもその件数を稼いでいるのはごく少数の専門の医師ではなく皆さんと変わらない年代の若手の先生達です。柏病院眼科はベテランと若手が一緒になって外来や手術を研鑽しています。やる気さえあれば手術が上手くなる機会は均等に与えられます。期待感をもって柏病院に来てください。必ず実力のある外科系眼科医になれるよう教育致します。